スタッフブログBlog

  • HOME
  • スタッフブログ
  • 定額アプリ制作サイトと差別化するために制作者として意識していること

スタッフブログ

2020.07.02

定額アプリ制作サイトと差別化するために制作者として意識していること

メディアラボセクション
二宮 匠

どうも、アプリ制作者の二宮(@nino_tk)です。

メディアラボセクションという部署でアプリ開発や動画制作を行っていますが、アプリ制作を行う際に、制作者として大事にしていることが何点かあるのですが、僭越ながら今回、記事という形で紹介させていただきます。

お読みいただいた方々のお仕事やアプリに関する情報収集の役に立てたら嬉しい限りです。

いきなりですが、私たちがスマートフォンを持つようになってから何年経過したかわかりますでしょうか。

パッと出てくる方がいらっしゃったら、かなり詳しい方のように思いますし、きっと業界の方だろうことは想像に難くありません。笑

iPhoneが登場したのは13年前の2007年。すでに13年もの時間を我々は小さなPC端末ともいえる高性能な携帯端末を持ち歩いていることになります。

もちろん、当初からスマートフォンを持っていた方は余程の新しいもの好きな方だといえますし、日本にiPhoneが入ってきたのはソフトバンクから発売された第二世代である『iPhone 3G』なので、スマートフォンが普及し始めたのは2009年前後でしょうか。

ほぼ同時期、Googleがスマートフォン用OSであるAndoroidを出したことで、私たち生活者の手元に様々な特徴を備えた端末が行き渡ることになり、それまでの『ケータイ電話』から急速にシェアを奪っていきました。

スマートフォンがケータイ電話からシェアを奪っていった大きな理由の一つが、アプリケーションであるといえます。

スマートフォンを利用する際にはアプリケーションが必須といえますが、最近では専門家でなくともアプリを制作できるサービスも生まれてきています。

制作されたアプリを利用するだけでなく、好きなように制作することさえも身近になったということです。

そこで考えるのは「専門家は必要なのか」という疑問です。果たして、アプリケーションを制作する専門家は必要なのでしょうか。

スマートフォンの普及率や利用状況などを数値で追いつつ、最後にアプリケーションの制作に携わる者として「簡易的に制作できる定額制サービスと差別化するためにはどうしたらいいか?」について、感じていることや大事にしていることを書いていきます。

①スマートフォンの普及率が上昇傾向(そろそろ頭打ち?)

総務省が出している情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書では、スマートフォンの普及率は軒並み増加傾向にあり、平成25年(2013年)から平成30年(2018年)までで34.2%増加し、全体で87.0%となりました。

いわゆる働き盛りの20代から40代では不可欠なものになっていて、20代では99.0%、30代では97.7%、40代でも94.4%と、スマートフォンが仕事や生活のインフラとなっていることを物語っています。つまり、普及しきっていることが伺えます。

・日本においてスマートフォンの契約者数が軒並み増加傾向
・全年代で平成25年 ▶︎ 平成30年で+34.2%の87.0%
・20代は99.0%、30代は97.7%、40代でも94.4%

(出典: 平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要

②アプリの利用時間が増加傾向

スマートフォンを使用する際には何かしらのアプリケーションを起動させ、希望するサービスへとアクセスしますが、それはスマートフォンの利用時間のうち92%がアプリの利用であるというデータからも明らか。

また、利用するアプリケーションが幾つなのかという調査項目を見てみてると、月に1回以上利用しているアプリケーションの数は34.6個という数字が出ており、それよりも多いアプリケーションが各自のスマートフォンの中にインストールされていることが考えられます。

・スマートフォン利用時間中の92%がアプリの利用
・月に1回以上利用しているアプリ数は34.6個
・若年層では月に31回以上利用しているアプリが8.8個

(出典:若年層を中心にアプリの利用が拡大~ニールセン スマートフォンのアプリ利用状況を発表~

③ モバイルアプリの利用割合

利用するアプリの割合は何が多いのかという調査結果をみてみると、SNSやメッセンジャーアプリが7割弱、マップの利用も60%となっていることから、当然ながら生活に密着したアプリの利用率が高いことがわかります。

ちなみに、アプリへの課金についての項目から、課金されるアプリの上位に来ているのはLINEのアプリで、様々なサービスを統合するスーパーアプリとしてLINEは強みを前面に出す結果となっています。

・SNSが68%、メッセンジャーアプリが67%、マップが60%
・生活に密着しているアプリの利用率が高い
・アプリ課金ではLINEマンガ、LINE、LINE MUSICが上位独占

(出典: Digital 2020 Japan

④ 月額定額課金型でアプリ制作できるサービス登場

ここまで見てきた通り、スマートフォンが生活に密着して「インフラ」と化している現状の中、生活者の課題や困っていることを解決する方法としてアプリケーションを利用することが数値としても明らかになりました。

2020年現在、アプリケーションは専門の製作者だけがつくれるものでなく、定額制ではあるもののノン・コーディング(コードを書くことなく完成させるソフトウェアの制作手法)で誰でも制作することが可能になっています。

Yappli for biz – 自社アプリでもっと伝わるビジネスへ –
アプリモ |格安アプリ開発プラットフォーム
Monaca – HTML5ハイブリッドアプリ開発プラットフォーム
ビルディ | 最短3分であなたのスマホアプリをカンタンに作れる
店舗アプリ作成‣開発はGMOおみせアプリ|販促‣集客‣O2Oをこれ1つで
JointApps

アプリ制作サービスとの差別化するために必要だと思うこと

アプリを制作するものとして大事にすべきものは、アプリを利用するユーザーが『そのアプリでどんな情報が見られるとイメージしているか」を明確にすることだと考えています。

そして、ユーザーが求める情報が他のWebやサービスよりも”はやく”、”わかりやすく”スムーズに届くような設計になっているか、”おもしろく”みられるような※ユーザビリティや演出がなされるのか、という具合に、意図された設計であることが必要だと考えています。

汎用的で安い(一定以上の)クオリティのアプリを制作できるサービスが増えていますが、実際に制作してみると形式的なものであったり、Webサイトに則ったページ構成だったりすることも多く、最適化されているものは限られている印象です。

つまり、情報が整理されていて、情報の取得を望む人たちにとって最適な形で提供できるのか。ここでの差別化が大事だといえます。

※ユーザビリティ
ある製品を、特定の利用者が、特定の目的を達成しようとするにあたって、特定の状況で、いかに効果的に、効率的に、満足できるように使えるかの度合い。(ISO9241-11より)

制作を手がけるからこそ差別化を意識

Webアプリや汎用的な定額制サービスでは実現できない技術を入れることも”意識的に”行っています。

代表的な例でいえば、ARやVRといった先端的な技術が挙がりますが、そもそも汎用的なサービスやWebで制作するサービス自体にも実装されていないため、そこから生成されるアプリには組み込むことができないのです。

たとえば、あるチラシがあったとして、そこへARやVRを実装したアプリをかざすことによって、動画が再生されたり、立体的なキャラクターが飛び出して踊ったり。

動画はテキストや画像だけでは伝えきれない多くの情報量のあるメディアです。

プロモーションを行う上でユーザーに対して大きな印象を与えることが可能ですし、エンターテイメント性の高いコンテンツを取り入れることで独自性を生み出すことこそが制作者のやるべきことかな、と考えています。

メディアラボセクション
二宮 匠