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2020.06.23

シーエスレポーターズWebサイトリニューアル前後比較(自社分析)

コミュニケーションデザイン室
遠藤 涼介

自社サイトの分析・カイゼンを発信します

2020年04月24日(金)にシーエスレポーターズは自社サイトのリニューアルを実施いたしました。

自社Webサイトのリニューアルはサイトの見た目的なデザイン部分を変更することが多いのですが、我々シーエスレポーターズが手掛けたサイトリニューアルは見た目はもちろん、性質の改修に対して力を入れてのリニューアルでした。

ここの力の入れ具合については、荻谷が書いていますので、そちらをご覧いただければと思います。

オギタニブログ『サイトリニューアルに対する決意』

会社の法人設立から15年経過し、創業から数えると18年経ったシーエスレポーターズは、設立記念日である04月15日以降を第二創業期として位置づけました。

その旗印として自社サイトをリニューアルしましたが、発信主体のプラットフォームとして機能することを大きな命題として位置づけています。

そしてその名の通り、自社サイトの分析・カイゼン情報を発信していくこととしました。

分析を進める上での前提条件である外部環境に目を向けると、リニューアル前に問合せをいただいていた企業は予算獲得の動きが活況で、コロナショックが本格化しかけている中、打開していこうと活発な動きを見せている企業さまが多かった印象です。

ただ、リニューアル後にはGW直前で、各企業における予算取得の流れが鎮静化していたことと、コロナショックによる経済活動の縮小傾向が本格化しておりました。

本記事で明らかにしたいこと(目的)

自社サイトのリニューアル前後で得られた数値を基に「何がよくなったのか」「さらに改善すべき点はどこか」を明らかにすること。それらを以下の三点を中心に述べていきます。

① CV(コンバージョン):目標達成
② (サイト内)行動
③ (サイトへの)集客

リニューアル前後で行った主だったカイゼンは以下です。

では、それぞれを詳細の説明をしていこうと思います。

socialからの流入増加

今回の自社サイトリニューアルに伴い、今後のサイト運営方針としては「発信」がキーテーマであること説明させていただきました。

自社スタッフの在り方(発信に関する姿勢)としてもTwitter勉強会を開催するなど、スタッフ同士の直接的なやりとりだけでなく、スタッフ個人でも発信をすることで取引企業とのビジネスライクな関係に止まらず、業界内外との接点を持てるようにしてもらいたいと考えたところから徐々に取り組み始めています。

取り組み始めているのですが、会社から強制して取り組んだとしても何の面白味も楽しみもありません。発信は個人で「やりたい」と思えるスタッフを中心にすべきであり、自然と「やろうかな」と思える空気感が醸成されていることこそ重要なわけです。

根本的には自社サイトへsocial流入が非常に低かったことは、ここにも大きな改善点があるものだと考えています。会社の公式情報以外にSNSをはじめとしたsocialからシーエスレポーターズのWebサイトへたどり着く道筋がなかったということです。

これは実に寂しい限りです。

リニューアルを境にして、Socialから流入増加率が771%を超えていますが、あまりにも数値が跳ね上がりすぎているいる状況のため、正直、比較になりません。

ただ、これまで課題だと感じていた部分に仮説を立てた上で、注力すべき内容を決め、注力して行くと決めたところにきちんと手を打つことができたこと、まずはそこが大事だと考えています。

ほぼ放置されていた、公式TwitterとFacebookアカウントも少しずつ稼働をし始めているところですが、本格的な稼働というよりも、本格稼働を目指しての試験稼働中です。

現在のところは公式情報を中心に発信しており、人格を与えた内容ではありません。

発信された公式情報をスタッフが拾ってコメント付きでシェアをするだけ。当然といえば当然ですが、その当然をこれまで「しっかりと取り組んでこなかった」ことに対しては反省する他ありません……

注力していきたいReferral流入

SNSだけでなく、ソーシャルメディアからの流入を意識することはReferral流入も「期待できる状態」にしなければなりません。

※Refarral= Googleアナリティクス上では「参照元」。ユーザーが自らが運営するサイトへ来る前にどこか別のサイトにいたのであれば、そのサイトからの遷移を表すもの。

サイトリニューアル前後での比較をしてみる(青がリニューアル後オレンジがリニューアル前)と、目標達成(コンバージョン)が軒並み下がっているように思われますが、これは設定の仕方がマズかったので、正直に言ってしまえば比較できません。(目標設定については次項で説明いたします)

自社サイトコンテンツが量と質共に充実することによって、そこからユーザーが生成するコンテンツも増えることを期待するのであれば、Refarralからの流入は増やしたいというよりも増えなければなりません。

ビジネス的な意味でいえば「照会」を意味するReferralですが、ブログ記事などをはじめ、Wantedlyなどの採用媒体、同じグループのGugenka®︎サイトからの流入などは「シーエスレポーターズ」に対して一定以上の認知を得てから入ってくることが期待できます。

(漠然とした言い方になってしまいますが)一定以上の認知とは、シーエスレポーターズが何をしている会社なのかを把握されることであり、訪問者である課題を抱える人たちが、その課題解決の為に、我々のサービスを物色しにきてくれているかどうか、つまり「サービス事業者選定のテーブルに載ることができていること」です。

そのためには、サイトが発信する情報自体が業界内での認知やデジタルでのプロモーションに関する決定権者や決裁権者に推奨する立場の方々、もしくはネット関連の情報に詳しい人などにシーエスレポーターズの名前が周知されていること、それがシーエスレポーターズが考える一定以上の認知です。

物色しにきてくれる人を増やす前提条件を構築するためには、業界内外への有益な情報を発信できるか否かが必要になってきますし、シーエスレポーターズが発信した情報やコンテンツを見た・読んだ誰かが、さらにコンテンツを生み出して…という具合にドンドンとコンテンツが自発的に生成されることまで狙っていかなければなりません。

それが達成できた暁には、Referrelからの流入がコンバージョンへ結びつくというストーリーを証明できる物だと考えています。

サイト内での滞在時間が増加し直帰率が減少

サイト訪問者のサイト内行動について変化があったのかどうかを比較してみると、リニューアル前後は数値的に各ページごとの滞在時間が増え、直帰率が上がるのと同時に離脱率も上がっています。

直帰率も上がっていて離脱率もあがっているということは、サイトのリニューアルに伴いページ数が増えたことにより「サイト内でより多くのページを見ようとするユーザーが増えた」のだと判断できます。

これまでトップページから制作実績へ遷移したら、問い合わせへいくか離脱するのか…という二択行動だったのが、会社概要ページやスタッフブログが充実(まだまだこれからですが、ひとまずカイゼン)したことから、複数ページを回遊するユーザーが増えたといえます。

「行動フロー」をみても、明らかにブログや会社概要、などの各種ページへ遷移していることが伺えます。

リニューアル後にページ数が充実したことと(少しだけ)コンテンツが豊富になったことによってユーザー導線に「選択肢」が提供されたことから、「直帰率」も「離脱率」も上がっているけれど「滞在時間も伸びている」という結果に変化したのだと思われます。

リニューアル後には目標設定を細分化

最後に、会社にとって大切なリード(見込み顧客)の獲得に繋がるサイト上の目標達成について。

まず、リニューアル前後では目標の設定数が異なります。

リニューアル前は恥ずかしながら従来の目標設定は「問い合わせ」一本でした。

細分化すればいいということでもないのかもしれませんが、自発的にコンテンツを生成し発信していく際に重要となるのは、自社サイトでのリード獲得や採用件数などのリードに辿り着くまでの過程です。

先に触れているように、これまで(リニューアル前のサイトでは)目標設定に至るまでの過程は分けていたものの、最終的な到達地点を「問い合わせ」を一つで設定していました。

どういうことかといえば、SNSへの運用に関する問い合わせも、プロモーション全般の相談なのか、それともWebサイト制作の問い合わせなのかは、会社のメール受信箱に届いてから仕分けをしなければならない状態だったのです。

それ自体は、何年も前の話なので当時のことを振り返るほかにありませんが、問い合わせフォームに各種の相談を含め、問い合わせが到着し、それに対応した後、数値として残っているのは「項目:問い合わせ」のみが計上されている状態だったのです。

効率的な運用だといえば聞こえはいいのかもしれませんが、自社のリードにつながらない営業メール的な内容も同様に問合せから届いていましたので、自社サイトの運営方針を考えると「いまのままではいけない」と判断し目標の細分化を行いました。

このように、各種要望をお持ちの実務担当者や決裁権者がページを訪問した際に、その希望とするページが用意されているのは従来通りです。ただ、そこから「問合せ」への一本化ではなく、各種ページや要望に応じたフォームを制作し「目標」としました。

結果、リニューアル前よりも「目標の完了数」自体は減少しており、合わせるような形でコンバージョン率も下がっています。

時期的に各企業の広告宣伝費を含む予算取得の流れが終わっていることや、いわゆるコロナショックにより経済活動が縮小傾向に転じたこともあるため、純粋な比較はできません。

ただ、目標と目標完了までの過程を細分化したことにより、どんなサービスが求められているのか、何のサービスは注目されていないのかを把握できるようになりましたし、コンテンツ企画を立てる際の指標ができました。

総括

サイトリニューアル前後でアナリティクスの数値を比較してみると、集客できている部分でも明確に違ってきていますし、目標達成についても細分化したことにより自社内で生成するコンテンツ企画に活かせるようになりました。

これで完成形というわけではありませんが、性質が変わったことが理解できるような数値の出方で、改修に対しての納得感があったことに違いはありません。

最後に、これまで書いてきた情報を箇条書きでまとめていきます。

リニューアル前後を比較してわかったこと

リニューアルを実施して良かった点

・ユーザーの回遊するだけのコンテンツを揃える下地が整った
・自社コンテンツの充足は流入の重要な指標であるとする推測が立証できた
・目標の細分化と過程の詳細設定は自社企画に対して重要な情報をもたらした
・当然ながら訪問してくるユーザー層が大きく変わるわけではない

カイゼンすべき点(検証・確認が必要な点)

・細分化した目標ごとのさらなる検証が必要
・それぞれのページとコンテンツのリンクを密に
・social流入は自社のSNS運用自体も設計しつつ構築して数値を見ていく
・Referral流入を増やすためには随時、企画を投下する必要がある

今後は、自社サイトコンテンツはもちろん、SNSやソーシャルメディアをはじめとした周辺ツールを活かしつつ、未来のお客さまになるかもしれない実務担当者へ自社の魅力が包括的に届けられるようなコミュニケーションを構築していきたいと考えています。

今回のサイトリニューアルは、そのための下準備はできたかな、という気持ちでおりますし、それらの試行錯誤自体も定期的にコンテンツとして発信していきますので、引き続きお付き合いいただければ幸いです。

コミュニケーションデザイン室
遠藤 涼介