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オギタニブログ

2020.6.15

組織マネジメントにおける「表出してこない問題」への対処法

プランナー
荻谷 哲

ここ最近、テレワーク化が一気に進む中で考えることが多くなってきたので、この件について取り上げてみます。

弊社でもそうですが、色々な問題は日々起こるものです。

これはスピード感を持って色々なことにチャレンジすればするほど、やむなく生まれるものでもありますし、たとえ起こったとしても”ある程度”は想定内として進めることも多々あります。

(むしろ実地で問題にぶち当たって解決していった方がよいケースもあると思っています)

こうして生まれた問題点や、明らかに改善が必要だと思われる点は、表面化するので当然ながら対応方法を考えますし、対応するのが自然な流れとなっています。

ただ、最近思うのは、全くもって当たり前のことなんですが問題や課題が表面化するということは、そうなるきっかけや要素がある、ということです。



表出してこない問題

問題や課題が発生した際には、根本的な解決方法を模索して実行するのですが、どうもルール的なものが増えていく傾向にあり、これがなんだかしっくりこないことが多いな、と感じていました。

どういうことかといえば「ただ縛ればいいのか...?」という疑問が生じるということです。

ならば、本来「何と向き合うべきなのか」...。

ちょっと色々頭を整理してみていくと「逆にうまくいっているケースは何か?」ということを考えればいいんじゃん、といった具合に随分と楽観的な結論に行き着きました。

私が思うに、物事がうまくいった(と思う)ケースは相応にして私自身が全てをやってしまうという身も蓋もないことでした(爆)

これ、これから詳細をきちんと説明させていただきます。



当事者になるための共感性

なぜ、自分自身がやってしまうことによってうまくいったと思うのか?

これは私のスキルが高いなどといった能力やスキルの話では全くありません。

自分の想いをかたちにしようとするプロジェクトには当然ながら強い責任感が生まれ、届けるべき人たちの顔を浮かべながら進めるため、言わずもがな色々と「気づき」が起こり、理想に向けて軌道修正を繰り返します。

(その分、時間も手間も掛かるし、関わるメンバーにも負担も強いる形にはなりがちなのですが...)

なぜ、その様な強い責任感が生まれるのかというと、私の場合は当事者だからである他にありません。

それはいいとして、悩むのは自分以外の人たちにどう伝え、伝搬していくのかです。

それをチームメンバーに浸透させるためにはどうすべきか?

どうしたらチームメンバーの各々が当事者意識を持てるようにするのか?

自分が他の人のプロジェクトに関わるとき、その「本人レベルまで」とはいかずとも、どういったことがあれば、そこに近づけるのか?

過去、私が参画してきたプロジェクトにおいて、自ら起案者ではないプロジェクトに対し、当事者意識を持てたケースはもちろんありましたが、それが何故かを考えてみると、そこには「ストーリー」があり、そこに「共感」が生まれているからだと気づきました。

プロジェクト起案者がどういった経緯でこれに取り組んでいるのか、

どういった遍歴を経てここに行き着いているのか、

それに対する想いが自分の思想と重なったときに「共感」が生まれ、

更に「ストーリー」があることで共感度が増すのだと考えています。

共感性によって当事者意識が生まれ、それが結果的に問題を未然に防ぐことに繋がるのだとしたら、そのプロジェクトの背景や取り組む理由など、なるべく詳細に語る必要があるのでは、と思っています。

「荻谷よ、何を当然のことを......」と言わればそうなのですが、当然であるからこそおざなりになるケースも多いのではないでしょうか。

自社プロジェクトであっても、お客様から信用いただいたご依頼であっても、なぜこれをやりたいのか、やることになったのか、どうしてこうしたいのか、などの「想いを語り、それを存分に聞く」というフェーズが絶対に必要だし、むしろ一番工数を掛けるべきはここではないかと私は思うのです。

(プロジェクト)に関わる全員が、起案者の熱量を受け取ってこそ、プロジェクトは走らせるものであると私は思います。



想いやストーリーを共有する場をつくる

私たちシーエスレポーターズは、私たちの特徴や考え方に共感がいただけない場合は、やむなく頂戴しかけることができたお仕事でもお断りします。

逆に、共感いただけるのであれば、その熱量を受けて、私たちも共感しながらプロジェクトを進められると思っています。

社内プロジェクトでも同じことで、より企業の向かうべき方向を明確にしていくことによりミスマッチが減るので、私たちのマインド(Making The Fan/Fun)に共感できない、というスタッフはそもそもいないはずということになっていきます。

根底となるマインドに対しての共感があれば、あとは如何にして「想いやストーリーを語れるか」。そして、そこにこそ何よりも時間と熱量を注ぐべきだろうと思っています。

そして、その想いを共有する場も「オフラインの方がよいだろう」と私自身も考えていましたが、オンラインだってうまく活用の仕方次第で、より効率的に、より密に設けることができると思っています。

実際、最近になって私自身もその機会を増やすようにしています。

それにより認識の齟齬による行き違いやケアレスミスが減り、結果として相対的な時間が短縮されているように感じますし、実際に話すことの大切さを実感しているところでもあります。

もちろん、それだけで全てが完結するわけではありませんが、とても重要なことだと今更ながらに気づき、再度実行しているというお話でした。

プランナー
荻谷 哲